おはぎ 〈武田 文泰〉


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「暑さ寒さも彼岸まで」最近は網戸のまま寝ていると早朝少し肌寒さを感じ窓を閉め、またひと寝入りする日もあるのですが、日中はまだまだ暑い日が続いていますね。
 先日9月18日は中秋の名月で雲もかかることなく見ることができ、早い処では田んぼの稲刈りも進んでいます。秋(美味しい季節)の足音が聞こえてくるようです。
 田舎道を車で走っていると真っ赤な彼岸花(曼珠沙華)が咲き、ススキの穂が風にゆれ車の窓をおろして走ると気持ちがいい季節です。車を停めて写真を撮ってきました。
 私が子供の頃から彼岸花がこの秋分を中日とした前後3日間の「秋彼岸」にいつも咲いていたのか記憶にはないのですが、いいタイミングで見つけることが出来ました。


彼岸といえば春彼岸には牡丹餅(ぼたもち)、秋彼岸には御萩(おはぎ)が仏壇に供えられていて子供心に「食べれない人に供えなくても早く食べさせてくれればいいのになあ。」と思っていたものです。やっとお下がりがもらえる時は、両手を合わせるか合わせないかぐらいで大喜びで食べたのを思い出します。
 この時期、家族で御墓参りや仏壇の掃除などされる方もみえると思いますが、リフォームのお客様で押し入れを仏間に改造されたり、仏壇の買い替えにともない仏間を大きくしたり新設したりすることがあります。
 そんなとき以下のようなことに気をつけています。
 ○風通しがよく、湿気が少なく、直射日光があたらなく、空調機の風があたらないこと。【場所】
 ○南向き設置、東向き設置、本山を礼拝する向きに設置などの確認。【向き】
 ○できるだけ、仏間の上に部屋や廊下などがないようにすること。
 ○仏壇の大きさを確認し、奥行き・鴨居内法高・有効幅を決める。【襖扉がある時は扉厚注意】
 ○コンセントの位置や、照明の有無を確認する。
 私は、この時期(春・秋彼岸、お盆)だけでも、先祖を大事にする気持ちを忘れないでいたいものですが皆様はいかがでしょう。



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