床暖房 〈正法地 温弘〉


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 床暖房がどういったものなのか、今では知らない人の方が少ないのではないでしょうか。床暖房について簡単に説明すると、床からの輻射によって部屋全体を均一に暖め、温風暖房のように不快な風を起こすこともなく、室内環境や健康の面から見ても大変優れた暖房方式であり、冷え症・腰痛・リウマチ・アトピー・喘息等に効果があると言われています。


 一昔前までは全く知られていなかった床暖房がここ数年で急激に普及した要因は、住宅の気密化・断熱化が進んだことにより健康や環境問題が取り上げられたからだと思われます。1時間当たり0.5回の24時間機械換気を強いられている現在の日本の住宅において、室内で燃焼し二酸化炭素や有毒ガスを発生させる暖房器具から床暖房のような室内の空気をクリーンに保てるものに変わっていくことは当然だと思います。
 このように日本ではごく最近広まってきたと思われている床暖房ですが、その歴史は驚くほど古く、朝鮮・韓国ではオンドルと呼ばれるかまどの熱を利用した床暖房設備が高麗時代(10世紀~13世紀頃)以前より、中国やヨーロッパでも近代化以前に一般的な暖房手段として存在していたようです。
 長い歴史の中でその形を変化しながらも現在まで残っているという事は、床暖房が快適で理想的な暖房方式であるからではないでしょうか。



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