今月9日には、又、また、マタ、大きな台風が来るという事で皆様も万全な体制で構えていたのではないかと思いますが、幸いにも愛知県を直撃することなく大被害を免れる事ができました。(「せっかく台風対策をしてたのに、ナーンダ」なんて罰当りなことを思っている人もいるかも?)
自社にも足場を組んで作業をしているお宅が何件かあり、事故や怪我のないように十分な対策をしっかりして待機していたのですが、大した被害もなく、ひと安心でした。
ところで皆様の中には、台風が来るたびに雨漏り等の心配でお困りの方がみえると思いますが、豪雨や強風の時のみに起る雨漏りは、案外原因が判りにくいものです。雨が染みているところを解体して構造体の部分を覗いても、確実な原因個所を発見して、一発必中で止める事はなかなかできません。
雨漏りの原因箇所としては
■屋根・庇(屋上、バルコニー、テラス等)
■シーリング(サッシ廻り、外壁継目、金物廻り等)
■雨樋(谷樋、箱樋、縦樋等)
■外壁(板金、サイディング、ALC、モルタル、塗装面等)
■笠木・水切類(雨押え、バラベット、のし水切り等)
以上のような事が考えられますが、上記以外の原因も実際にはあり、ホースで水をかけたりして探るものの、結局、根気よく原因と思われる箇所をひとつずつ潰していくしかありません。
時々、一箇所直したことにより他の箇所から新に漏り始めることもあり何時も頭を悩ませています。全面外装リフォームをすればほとんど直すことが出来ると思いますが上記のようにピンポイント補修での対応は大変です。それだけにピンポイントの補修だけで直すことが出来たときは、少しいい気分です。
写真は台風一過10日の空、雨漏り、お客様宅のキンモクセイの花(皆様のお宅やご近所でも、きっといい香りを振りまいているでしょう。)