小屋裏 〈正法地 温弘〉

小屋裏
 先日緑店の新人アドバイザーに小屋裏についての相談を受けました。木造瓦葺2階建て住宅の2階の部屋が暑いので「小屋裏に機械換気設備を取り付ける」か「2階の天井に断熱材をいれる」どちらが良いでしょうかという内容で、予算の都合上両方はできないとのことでした。
 後日アドバイザーと現場を見に行き、屋根の形状が切妻で妻側に自然換気に有効なガラリがあったことと、お客様がファンの音を気になされていたこともあり断熱材を入れる方をお薦めしました。

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雨降り 〈武田 文泰〉

雨降り雨降り02
 6月初旬にテクニカルサポート業務のため春日井方面の現場に向かいましたが、当日はあいにくの雨が降ったり止んだりの天気でした。
現場サポートのなかで、たまたま2件が外装・屋根・樋工事だったため、残念ながら当日は作業をしているところを確認することはできませんでした。
 東海地方は先日、「2、3日ほど前から?梅雨に入った模様です。」と発表があり(二十四節気暦の入梅は、6月10日でした。)この2現場以外にも外部の作業をしているアドバイザーは「お客様に精神的ご負担をかけないように、工程の調整に四苦八苦している。」と思います。しかし無理に作業を進めても、雨天作業はケガや作業品質の低下につながることが多く、またお天気にも勝つことはできず、晴れることを祈るばかりです。(この時期に雨が降らないと困る方もたくさんいらっしゃると思いますが、自分勝手な意見でゴメンナサイ。)
写真は、雨で寂しい表情を見せる仮設足場と、移動中雨を得て活き活きと咲いていた紫陽花です。なんだかホットします。

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内部結露 〈正法地 温弘〉

内部結露
 内部結露とは壁体などの内部で結露する現象であり、室内の高温の空気(湿気)が壁体内に入りこみ壁体内の露点温度以下に下がったところで結露します。
 内部結露が生じると材料の腐朽や断熱性能が低下(断熱材が湿気を含むことにより断熱材の熱伝導率が大きくなる)するので、室内側に防湿層を設けて壁体内部に湿気の侵入を防ぐことが必要です。

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建築確認申請について 〈武田 文泰〉

建築確認申請について
 都市計画区域内で10平方メートル以上の建築物を建築する場合は、建築確認を取らなければならないことになっています。今では、ほとんどの市町村で都市計画が定められています。
 建築確認とは、新築しようとするときはもちろん、改修、改築、増築するときでも、これから建てようとする・改修しようとする建築物がちゃんと法律等にのっとっているかどうかを確認してもらうために提出します。
 関連する法律等には、多種多様な範囲にまたがりいろいろなものがありますが、最も代表的なものは、建築基準法や都市計画法があります。それぞれ、位置、大きさ、広さ、高さ、防火、日照、用途、道路、採光、換気、内装、設備、構造など細かく規制されていますが、あくまで最低限守るべき内容だと私はおもいます。
 写真は、今かかり始めた当社の増築現場の確認済証と確認申請書の一面です。みなさんも、少しの面積だから確認申請を出さないで作業をしても大丈夫だなんて思わないようにしてくださいね。しっかりとした業者選択が必要です。

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梁補強 〈正法地 温弘〉

梁補強
 木造在来工法において、2つ以上の部屋の仕切りを撤去して大きな空間にリフォームする時には、どうしても柱を撤去することとなりますが、柱は梁や胴差しなどの横架材を支えています。
 梁の上端から下端までの高さ(梁せい)は柱の支持する距離(スパン)や梁にかかる屋根などの荷重によって異なり、柱を撤去するということはスパンが大きくなるということなので梁せいが足りず、梁を補強する必要がでてきます。既存の梁の下に補強する梁を抱かせるという方法が一般的ですが梁の下端から天井まで余裕が無いと梁型が天井から下にでてしまうので注意が必要です。

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