コンクリートに思う 〈武田 文泰〉

コンクリートに思う
 建築家といわれる人は一度は、なんとも言えない質感とシンプルな美しさのコンクリート打放しのままの仕上げにあこがれるものですが、表面に仕上げを施さないため、一発勝負で高度な技術が要求され、安易な気持ちで挑戦すると悲劇におわることになりかねません。注意してくださいね。
 写真は先日リフォームのために鉄筋コンクリート建物の内装部分の解体を行ったときに撮影したジャンカの部分です。
ジャンカとは、コンクリートが行き届かずにセメントペーストの足りない、ほとんど、骨材だけの部分ができたもので、表面にできる場合を豆板、内部にできる場合を巣穴といいます。補修の方法は、程度によって対処方法がちがいます。
 構造的に影響のないジャンカは私個人としては、打放しの味の部分でそれなりに許されるとは思いますが…・・。やはり、ないほうがいいですね。

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筋かい 〈正法地 温弘〉

筋かい
 筋かいとは、地震や台風時の水平荷重に対して軸組みの変形を防ぐために柱柱間の対角線方向に入れる部材のことで、建物にバランスよく配置することが重要です。
 リフォームにおいて間取りを変更する場合に、筋かいの入った壁(耐力壁)を撤去する場合には、建物のバランスが崩れないように同程度以上の耐力壁を同方向に配置したり、または別の方法で補強する必要があります。

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木質系床仕上げ材 〈武田 文泰〉

木質系床仕上げ材
 現在住宅で一番よく使われている床材がフローリングである。欠点は、滑りやすい、傷を直しにくい、床鳴りがしやすい等がある。利点は、埃が立たたない、強度がある、掃除しやすい、汚れがつきにくい等である。
 ここ何年かは、床暖房対応や、表面強度の強く傷のつきにくいものや、防水性のたかいもの、二階やマンション用に防音効果の高いものも商品としてあり便利になってきている。また、ワックスがけをすることによりさらに傷や汚れも付きにくくなり、滑りにくいワックスもでている。
 床なりの原因は、木の収縮や、釘などの緩み、材料同士のすれなどが考えられるが、床材を貼るときにボンドの併用やフローリングの材料自体の厚みを厚いものにして合板の下張りを無くしたり、乾燥した木材を使い、床組みをきちんと施工するなどにより、原因を少なくすることができるでしょう。
 以上のような点に考慮して、木質系床材を使用して頂きたいとおもいます。

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断熱材 〈正法地 温弘〉

断熱材01断熱材02
 先日合同リフォーム相談会にて「断熱と省エネ」について講演しました。住宅をリフォームする目的として、間取りを替えたい、バリアフリーにしたい、掃除が楽なものにしたいなどいろいろあると思いますが、共通の目的としては住まいを快適なものにしたいということではないでしょうか。
 室内環境で考えると断熱性・気密性は重要な要因であるはずなのに軽視される事が多いようです。断熱はデザインとか設備の機能とは違い、目に見えない部分でのことであるためだと考えられます。

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新卒新入社員教育 〈武田 文泰〉

新卒新入社員教育01新卒新入社員教育02
 上記期間に当社のテクニカルサポートによる新卒新人研修を行いました。
 期間中は、3日間ともよい天気に恵まれ、桜もちょうど満開で研修最終日には風が吹くと花びらが舞い散る暖かい日となりました。
 新人のこれから仕事に取り組もうとしている熱意・意欲、また、新鮮さに感動し、自らも初心に帰り、その熱意がこちらにも伝わってきたこともあり、ついつい、アツイ研修になってしまいました。
 新入社員全員やる気満々で、お客様に早くお目にかかって、お役に立ちたいと心待ちにしております。今回の研修では、お客様にご無理をお願いして、現在施工中の現場の様子を見させて頂きました。本当にありがとうございました。

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