コンクリートに思う 〈武田 文泰〉


コンクリートに思う
 建築家といわれる人は一度は、なんとも言えない質感とシンプルな美しさのコンクリート打放しのままの仕上げにあこがれるものですが、表面に仕上げを施さないため、一発勝負で高度な技術が要求され、安易な気持ちで挑戦すると悲劇におわることになりかねません。注意してくださいね。
 写真は先日リフォームのために鉄筋コンクリート建物の内装部分の解体を行ったときに撮影したジャンカの部分です。
ジャンカとは、コンクリートが行き届かずにセメントペーストの足りない、ほとんど、骨材だけの部分ができたもので、表面にできる場合を豆板、内部にできる場合を巣穴といいます。補修の方法は、程度によって対処方法がちがいます。
 構造的に影響のないジャンカは私個人としては、打放しの味の部分でそれなりに許されるとは思いますが…・・。やはり、ないほうがいいですね。



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