防音その3 〈正法地 温弘〉


防音その3防音その3-02
 住宅の防音では遮音性能を上げることが大切ですが、反響を小さくする吸音性能も同時に考慮する必要があります。
遮音
遮音性能を上げるための方法
・ 壁(天井、床)の重量をアップする
壁の重さが2倍になれば5~6dB、4倍になれば10dB(2倍)向上します。一般的に木造に比べRC造など重い構造の方が遮音性能に優れています。しかし単純に今と同じ壁を4重にしたとしても音は1/2しか小さくなりません。


・ 壁(天井、床)を多重にする
 壁を多重にして壁体内に断熱材等を充填することにより、単純に重量を上げる以上の性能を得ることができます。
・ 遮音上のウィークポイント対策を確実にする
 窓やドアなどの開口部にすき間をつくらない。換気扇・ダクトを防音タイプのものを使用する。
吸音
音の響き過ぎを防ぐため、内装の仕上げに吸音材を用いて残響時間を調整します。室の容積と使用目的によって必要とされる残響時間は変わってきます。
 木造の場合、特に防音工事をしていなくても一般構造で20dB程度の防音性能があります。最上級の防音(ダイケンの場合はS防音)をして50dB(+30dB)程度の防音性能が木造では限界とされています。RC構造の場合は一般構造で45dBあり60dBまで防音性能をあげることができます。
→→→次回へ続く



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