中国四川大地震について 〈正法地温弘)


このところ毎日テレビニュースで、中国での地震の情報が流れていますね。

多数の死者がでていますが、連日の救助活動の映像を見て、一人でも多くの方が倒壊した建物から救助されることを願います。

また、ニュースを見ていて思うことは、その地震の規模にただ驚くといったことと、倒壊した建物の瓦礫の山を見て、よくここまでバラバラに壊れるなといったことです。


コンクリートと木材どちらも同じなのですが、圧縮に強く、引張に弱いといった特徴があります。
そういった弱点を補うために、木造の住宅では、木材の接合部に金物を使用するといったことが施されています。

例として、筋かい金物




筋かい金物です。




この金物が無いと、地震時に筋かいが機能しないと言われています。
地震時の揺れによって、筋かいには圧縮と引張りの力が交互に加わり、引張りの力が加わった時に接合部に金物補強がされていないと、抜け落ちてしまう可能性が高いからです。

コンクリートと鉄筋の関係も同じです。コンクリートの弱点を鉄筋を入れることで補っています。

テレビでの映像しか見ていませんので私の推測ですが、中国の建物の壊れ方から見て、非常に脆く、全く粘りが無いと感じます。
上記したような、接合部の補強や鉄筋の量といったものが極端に不足していると思われます。
地震の規模が大きかったにしても、日本の建物であればあそこまでバラバラに壊れることはなく、死傷者も少なく済んだのではないかと思われます。

現在耐震補強の仕事を担当させていただいている立場として、今回の地震で更に責任の重大さを感じました。



告知です。


5月24日(土)25日(日)お客様感謝祭にて、

図面をお持ちいただいたお客様を対象に、その場で耐震診断を致します。

市町村の無料耐震診断を既に受けられていて、耐震補強をお考えの方も是非ご来場いただきたいと思っております。


補助金の利用などもご相談下さい。


※イベントの詳細はホームページでご確認下さい。


 


ご来場お待ちしております。


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